瞑想への誤解と本当の効果

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はじめに

瞑想が良い! という話はあちこちで聞くものの、どうもモチベーションが上がらない。なんとなくやる気がしない。たぶん、そういう人って多いと思います。そしてその気持ち、とても良くわかります。なぜなら僕もそうだったから。

瞑想が敬遠される理由

原因のひとつは、引き寄せでよく言われる「願いを一度手放す」という話にあるのではないでしょうか。「瞑想をして自分の心と向き合い、いまの自分が十分幸せであることを感じなさい」といったこともいわれていますね。さらにその語感から来る禁欲的なイメージがミックスされて、瞑想をすると欲がなくなるのではないか、と思ってしまうのです。

ところが引き寄せを求める人は、即物的な願いを持っている場合が多いのです。即、ブツが欲しいわけです。「いまのあなたは十分に幸せ」とか、そんなのいいから! ギブミー100万円! というわけです。はい。痛いほどわかります。

しかし、それは誤解です。

瞑想しても、欲はなくなりません。そんな簡単に欲がなくなったら、仏教ってなんなのさってなりますからね。

で、欲はなくなりませんが、その考え方は少し変わります。どう変わるかはなかなか言葉にしにくいのですが、引き寄せにおいて良い方向に変わることは間違いありません。だから、引き寄せの先達たちは、みな口を揃えて「瞑想しなはれ」というのです。そのあたりをもう少し考えてみましょう。

瞑想のメリット

再三に渡り繰り返していることですが、引き寄せの最大のポイントは、願いを深層意識に落とし込むことです。たとえ表面的に「大金が欲しい」と思っていても、深層意識に「いまの平凡な生活が安心」という思いがあれば、そちらを優先的に引き寄せてしまうのです。あるいは1日100回や200回「大金をください!」と願っても、あと数万回の深層意識の思考が「やっぱりいらない。このままでいいです」と考えたら、そちらが引き寄せられるのは当然です。

で、その深層意識と表層意識の願いをシンクロさせるための最短の方法が瞑想というわけです。だって他に、自分の深層意識に語りかける方法なんてないじゃないですか。そう考えると瞑想が良いという以前に、瞑想しかないといえるかもしれません。

 

というわけで、習慣的に瞑想をはじめるとしましょう。明日以降詳しくみていきますが、瞑想は心の声をクリアにしてくれます。

たとえば「100万円欲しい!」だった願いが「100万円で良い服を買いたい!」となりさらに「良い服を着て人に自慢したい」→「人に自慢して見下されないようになりたい」→「いつも見下されているような気がする」→「良い大学を出ていないことが劣等感になっている」→「学歴コンプレックスがある」という感じで思わぬ内面が表出してくるかもしれません。

で、そのコンプレックスがあることがわかったとしたところで、やっぱりその解決には(現状持っている以上の)お金が必要なわけです。何も変わっていないと思いますか?

違いますよね。お金が必要という願いは同じ。でも、その背景にある本心がクリアになる。ならば、より強く、まっすぐに願えるはずです。

別にコンプレックスでなくてもかまいません。本当に欲しいもの、本当に必要なこと、本当に会いたいひと。願いの背景が明確になるほど、その願いは力を持つようになるのです。そしていつの間にか、心の底から、つまり深層意識から願えるようになるのです。

というわけで、これが瞑想の効能のひとつ。やってみると、思わぬ発見があり、それが引き寄せの原動力になり得ますよ、という話でした。