[引き寄せと科学08]多世界解釈による引き寄せの体験談

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近代科学は万能ではない

昨日は比較的納得しやすい現代科学で(無理やり)説明できる理論的な引き寄せの流れについて考えてみました。しかし勘の良い方ならお気づきと思いますが、ここには大きな欺瞞があります。それは、現代科学が万能である前提で話を進めていることです。

宇宙誕生から138億年、地球誕生から46億年。しかし人類の誕生からは500万年、近代科学など、誕生してわずか300年しか経っていません。

宇宙の歴史を1日に例え、ビッグバンが0時ちょうどだとすると、近代科学は誕生してからほんの0.3秒しか経っていないのです。

たったこれだけの歴史で宇宙の事象すべてを解明しようなど、驕りでしかありません。学校で習っていないから否定する。学会で発表されていないから否定する。その否定の根拠の薄弱さに、引き寄せ否定派の方々は気づいているのでしょうか。

というわけで前回は「引き寄せの原理を近代科学と矛盾なく説明するとこうなるんじゃない?」という話でしたが、今回はより柔軟な視点で考えてみます。それが量子論多世界解釈です。

世界線移動? の体験

突然の私事ですが、かつて僕は通勤のため、市ヶ谷駅東京メトロ南北線から都営新宿線に乗り換えていました。ご存知の方も多いでしょうが、乗り換えとはいえわりと距離があり、途中には動く歩道なども完備されています。距離は300mくらい? 所要時間は5分程度です。僕は3年ばかり、その道を毎日往復していました。

引き寄せの考え方に出会い、自分なりに実践して1年ほど経ったある日の朝、僕は毎日歩くその市ヶ谷駅の構内に、ふと違和感を覚えました。あれ? この壁こんな色だっけ? この道こんなに広かったっけ? ほんの一瞬だけ、うまく言葉にできないほどの違和感です。

「ジャメヴ(未視感)」という「デジャヴ(既視感)」と反対の現象にも似ていますが、そうではありません。その場所は知っている。けれどもどこか違和感がある。気づけば違和感は消え去り、目の前には見慣れた市ヶ谷駅が広がっていました。その日の夕方、数回会ったことがある親戚から「家を譲りたい」という連絡がきました。

ここでどれだけ言葉を重ねても、皆さんには納得してもらえないかもしれません。しかし僕ははっきりと確信しています。なぜなら体験したから。無限に広がる多世界から望むひとつを選んだ。多世界の世界線を移動した。エイブラハムの言葉でいえば「許容し、受け入れる」ということを実践した。否定派にどれだけ否定されても、僕はもう大丈夫です。自ら体験し、すでに知っているのですから。

なんだかスピリチュアルブログっぽくなってきましたね。何度でも繰り返しますが、皆さんにおいても、確信の力となるのは体験のみです。どうぞ日常に目を光らせ、意志による引き寄せの効果を探してみてくださいませ。

多世界から望む未来を選ぶ

回りくどい話をしてしまいましたが、思考の物質化のもうひとつのルートは、多世界からすでに実現した世界を選ぶということにありそうです。

以前ご説明した多世界解釈の話(参考:量子論の多世界解釈

不確定な量子は可能性の状態で重なりあって存在するという「コペンハーゲン解釈」に対して、量子の場所に対応するそれぞれの世界が並行して存在するというのが「多世界解釈」でした。そしてその際にもお伝えした通り、ミクロの世界にだけ通用する量子論を、マクロの世界にまで当てはめたのも、この「多世界解釈」です。

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以前ちまちま作成したわりに、あんまり意味のわからなかったこの図も、今ならば違って見えるかもしれません。

 

今回は実例のみとなってしまいましたが、次回は多世界解釈における引き寄せの原理と、効率的な引き寄せの方法について考えてみます。

 

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