はじめに
さて、引き続き「一度引き寄せ実践をやめて、しばらくして再開するとあっさり願望が実現する人が多い理論」について。昨日は、好転反応に押し負け、実現直前に諦めてしまう人が多いからじゃないの? という仮説でした。
前回の論でいうと、好転反応に負けずツライ時期を乗り越えれば、実現は目の前ですよということになります。が、本日はもうひとつの仮説も打ち立ててみましょう。それは、そもそも途中休憩は必要なのではないかという説です。
引き寄せの構造
ここで例によって、引き寄せの構造について思い返してみましょう。
あなたは明確な意思を持って、ある願望を思い描きます。するとその意思(=思考)はやがて潜在意識に届きます。潜在意識は、その奥にある集合的無意識から届いた思考と似ている思考を引き寄せます。すると思考はより強化されます。強化された思考はやがて力となり、日常生活から変化の少ない方法から順番に、実現の道を提示します。
以前ロレックスの例であった「ロレックスが欲しいと思ったとき、分割払い金利ゼロキャンペーンをやっていたらそれも引き寄せ」というお話からもわかる通り、なにも引き寄せはドラマチックな方法を提示するわけではありません。無理のない方法、あっても何も不思議ではない方法から、あなたに教えてくれるのです。
ちなみにこの「無理のない方法」を決めるのがあなたの潜在意識です。宝くじ当選が無理のないことだとあなたが潜在意識から認めていたら、その道だって当然引き寄せます。
強く願って、忘れるというプロセス
さて、ここで必要になってくるのが、意思の指向性を定めたら一度手放す、忘れるという工程です。これも以前軽く触れましたが、もう一度考えてみましょう。
あなたはある願望を持ちました。宇宙の法則に則り、願望はあなたに向けて引き寄せられます。しかし考えてから実現までには、もちろんタイムラグがあります。このタイムラグがあるからこそ、ネガティブな思考を持っても即破滅とならずに済んでいるわけですが、熱望する願いもまた、すぐに目の前に表れるわけではありません。
最初はゆっくり、やがて徐々にスピードを増しながら。確かに、しっかりと、あなたに引き寄せられる願望。しかし、あなたの心がまだ願っていたらどうでしょうか? 毎日実現を待つうちに、「何か間違っていたのではないか?」「こういう方法ならどうだ?」と思考を付け足していき、結果、見当違いの方向に進んでしまうのです。願望実現は近づいているのに、まるでそこから離れるように。
これが、願望を手放さないことが実現を妨げる原理です。ただその場に留まり、期待しながら待つだけで大丈夫なのに。
休憩を挟むことの意味
というわけで今回の仮説はもうおわかりですね。つまり一度諦めて引き寄せをやめることが、結果的に一度願望を手放すことに繋がるのです。
もちろんこの間は引き寄せも停滞しています。そして時間をおいて再び挑戦したとき、すでに近づいていた願望が、あなたがどこかに動いてしまう前に実現するのです。
意図的に願望を一度手放すことでも同様の効果はあることでしょう。
しかし、多くの方にとって引き寄せのスタートには「不足」があることでしょう。たとえば現状、お金が必要だから引き寄せに頼っているのに、その願いを手放せというのも酷な話です。
そんなときに、この一度諦めるという行為は、前向きに作用してくれるのかもしれません。
ならば、現実問題としてどうすればよいのか。諦めないために一度諦めろというのか。そうではありません。
今回の仮説の結論は、あなたがどう思おうと叶うものは叶うということ。難しく考えず、ただ流れに任せてしまえば良いのです。
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