思考が現実化する理由

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思考の正体は(ある面から見た場合)光である、というのが前回のお話。では、思考が光であるなら、どうなるのか。なぜ引き寄せが起きるのか。そのあたりを考えてみましょう。

相対性理論のときに考えた光の性質を思い出してみましょう。

光の不思議な性質をざっくり羅列してみると

  1. 光は「光子」により構成されるものの、光子に質量はない
  2. 量子論に基づき、非観測下における光子はぼんやりした波である
  3. 光子はその振動数に比例したエネルギーを持つ
  4. 光の速度に近づくと、時間の流れが遅くなる
  5. しかし何者も光の速度に達することはできない

といったところでしょうか。では、思考=光だとすると、どのようなことが考えられるでしょう。

 

まず考えられることが、4の定義により、思考が光であるなら思考のなかで時間の流れが変わるということが挙げられます。過去に光時計でご説明したように、等速直線運動をする物体は光速に近づくにつれて時間が遅れ、光速達すると時間が停止します。では思考が光であるなら、思考のなかで時間が停止するという不思議な話になってしまうのでしょうか?

これはその通り、といえます。少し哲学的な話になってしまいますが、時間が停止するということは、時間の流れによる区分がなくなるということ。つまり過去・現在・未来が同じ空間上に同時に存在するのです。

思考をするという行為は、現在にあります。しかしその行為の本質に未来と現在と過去を内包しているのです。わかりにくいですね。

つまり、いまあなたが「空が青いなー」と思考する。その瞬間のあなたの思考は、時間という概念を含まず、ただ電気信号として存在する。次にあなたは「ところで、腹が減ったな」と考える。すると「空が青いな」という思考は、「空が青いと思考した記憶」、つまり過去のこととして保存される。ここでようやく時系列が生まれるのです。

つまり「空が青いな」と今、考えているなら、その思考にあなたの人生すべてが含まれているのです。今に力があると言われるのは、すべての時間を内包する思考エネルギーが、思考という行為をする現在に凝縮されるからです。

わかりにくいですね。大丈夫です。僕もふんわり書いてます。

 

次に考慮すべきは、光そのものにエネルギーがあるということです。レーザーメスや加工機が物理的エネルギーを持つことは疑う余地もありません。

光はエネルギーである。それが真であるならば、光である思考もエネルギーであることになります。思考はエネルギー。急にオカルトっぽくなってしまいますが、これもまた紛れもない事実でしょう。

改めて考えてみましょう。

あなたが好きな人と一緒にいる。それにより脳内成分が分泌される。時間が短く感じる。物理次元に影響を与えるのですから、紛れもなくエネルギーです。

あるいは、あなたが愛の言葉を誰かに伝える。受け取った側が思考を喚起され、それにより身体的変化が表れる。これもまた思考→物質への変化ですね。

思考は光であり、光はエネルギーである。

ここまではご理解頂けることでしょう。しかし話には続きがあります。思い出してください。特殊相対性理論の結論のひとつであるあの美しい公式を。

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Eはエネルギーです。mは質量で、cは光の速度(約30万km/s)です。エネルギーが質量とイコールで結ばれる。つまりエネルギーは質量に変わり、質量はエネルギーに変わるのです。質量とは、物質の重量ですね。つまり物理的な、触れることができる物質です。

ならば先程の続きはこうなります。

思考は光であり、光はエネルギーであり、エネルギーは物質になる。つまり、思考は物質になる。

思考は現実化する。

簡単ではありません。しかし科学的に見ても、この説を否定するに足る根拠は提示されていないのです。

 

 

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