宇宙人や幽霊はいるか? 

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はじめに

さて、今回も本題とは別なのですが、メールで頂いたお問い合わせへのご返答。それはざっくり言うと「引き寄せという超自然的な現象を信じるなら、宇宙人や幽霊もいると思いますか?」という質問です。ブログにてご返答する旨、許可済みでございます。

幽霊と宇宙人の存在について

結論からいえば、個人的には「どちらもいる」と思います。ただし、それは超常現象としての意味合いではありません。

同様に、引き寄せについても、超常現象・超物理的現象ではなく、物理学、心理学などの理論の延長線上にあるものだと思っています。延長線上だから、現状は明確に「学問である」とは言い切れない。言い切れないけど、それを解釈することを諦めるわけではない。

やがて新たな物理法則や心理学的解釈、あるいは脳科学や宇宙工学が発展すれば、よりクリアに引き寄せを説明できる日が来る。それまでは、現在考えうる理屈と予測で、なんとか現実的に解釈しましょうね、というスタンスです。

要するに、たとえ他人から見ればオカルトっぽい話であっても、自分までそう思う必要はないということ。オカルトって、怖いですしね。幽霊とか、超怖い。

で、話が逸れてしまいましたが宇宙人と幽霊。どちらも居ると思う。でもそれぞれの「居る」というニュアンスが少し異なります。別々に見ていきましょう。

宇宙人の存在理由は単純な確率論から

ウソか本当か、一説には宇宙には地球上にある砂粒の4000万倍の数の恒星があるそうです。ちなみに砂場の砂を片手で握ったとき、その砂粒は約800万粒。砂場なんてどこにでもありますが、それ以上に、山があり、川辺があり、砂浜があり、砂漠があり、鳥取がある。地球上の砂粒の総数っていったいどれくらいでしょうか。想像の範疇を越えています。

で、その総数の4000万倍の恒星があると。恒星とは太陽系で言う太陽のように自ら発光する星のことですから、それぞれに惑星を従えているわけです。その数はもはや無限に近い。

さらに宇宙というものは、ほぼ人類の観測が及んでいません。先日、地球からわずか4.2光年先に、ハビタブルゾーンの地球型惑星(水が液体として存在できる温度帯にある岩石惑星)が見つかりました。

www.nikkei.com

宇宙の大きさは直径930億光年ですから、4光年はもはや誤差の範囲。宇宙を地球に置き換えれば、0.5mmしか離れていない場所ということになります。そんな超至近距離に、人間が住めるかもしれないそっくりな惑星があることに、人類が気づいたのは2016年。つまり、地球上における0.5mm隣のことに、ようやく今、目が届いた状態です。

そんなあまりに広大な宇宙ですが、さらに昨今、その宇宙がひとつではない、という論も提唱されています。それが多元宇宙論。これは水面の波紋のように重なり、互いに影響を与え、受けながら無数の宇宙が存在しているのではないか、という論。

karapaia.com

もうここまで来ると、無限といっても差し支えないことでしょう。そして試行回数が無限であれば、どれだけ低い確率であろうと必ずいつか同じ結果は生まれる。だから、宇宙のどこかには、地球とそっくりな環境で人類とそっくりな発展を遂げた生物がきっといるだろう、というわけです。

本当はそこまで低確率なのかな、という思いもあります。実は生物は宇宙で非常にありふれた存在で、どこかで地球を観測しているのかも。

幽霊の存在は心理学的側面から

存在の定義とはなんでしょう。辞書には「人間や事物が、あること。また、その人間や事物」という説明のほかに、「現象として主観に現れているものや経験に与えられているもの」という記述もあります。たとえば物理的質量を持つことだけが存在の定義なら、質量のない光子は存在しないことになります。

視点を変えてみましょう。幽霊が存在しないなら、「幽霊を見た」という人は、全員が嘘つきなのでしょうか? きっとそうではありません。中にはただ注目を浴びたいだけの人もいるかもしれませんが、「幽霊を見た」という人にとって、たしかに幽霊は存在しているのです。

たとえば存在確認の方法が視覚によるものだとしましょう。誰かが風に揺れる柳の枝を、幽霊と見間違えた。その時点で、その人の頭の中には、柳の下に恨めしそうに浮かぶ幽霊が映像化されているわけです。つまり、存在しているのです。

ただの見間違いでやっぱりいないのではないか、という反論もあるかと思います。しかし、ある人が目視し、確信した時点で、(その人にとって)その対象の存在は確立されているのです。なぜなら、存在を確定させるのは脳の働きでしかないから。目の前にコーヒーカップがある。それは目で見て、脳が判断した結果です。手でカップを掴む。その感触や温度も、脳の判断です。そのカップに満たされたコーヒーを飲む。その味覚も脳の判断。つまり存在とは結局、主観的な判断に委ねられているのです。

だから、幽霊はいる。と、ここまでで結論だとあまりに乱暴なので、少し物理現象的な例を付け加えておきましょう。霊だけに。

音の可視化

人間の可聴範囲周波数の最低域以下、19Hzの音は目に見えるといわれます。音とは空気の振動であり、エネルギーです。それが耳に聞こえない低周波となると、脳内で処理され視覚情報に変換されてしまうとのこと。

低い振動音、風の音など日常的にこの超低周波は漂っています。幽霊の目撃情報と、工場など超低周波の発生する場所がリンクするという研究もあるようです。

目に見える音。これも十分怖いですけどね。

強い意志・感情の残滓

これも上記と似ていますが、人間の思考は電気信号であり、脳から外部にも発信(漏出?)していることは何度が申し上げた通り。その信号が何らかの媒体に留まり、たまたま通りかかった人によって受信されるというのもありそうな話です。というか一番幽霊っぽい話ですね。強い思念というとやっぱり恨みとかですかね。喜びいっぱいの幽霊ってあんまり聞きませんからね。

未知の素粒子、ダークマター

切り捨てるすべきではない可能性として、もちろん魂の存在だってあります。生物には魂があり、それは自発的意志を持つ。いわゆる、本当の意味の幽霊がこれですね。まだまだ世の中には未発見の素粒子や法則がいろいろ潜んでいるはず。そのどれかが見つかったとき、幽霊の謎があっさりと解けるのかもしれません。ちなみに科学者の間でも、時折議論になる話題です。

www.gizmodo.jp

というわけで宇宙人と幽霊の話。なぜ皆様の前でご質問に答えたかといえば、これはすべて引き寄せの実在性の考え方に通じるからにほかなりません。

あると思う人の心には、ある。それを補強するために、科学の下地を掘り下げましょう。当ブログの存在理由そのものです。