はじめに
「よくわかんないけど宇宙にあるんじゃね? あと地球も宇宙な」と、ぶん投げて終わった前回の「集合的無意識の存在場所」。まあ細かいことはいいじゃないか。あるったらあるんだよ、と言わんばかりの暴論で混乱させてしまったらすみません。
そんなわけで今回は、もう少し明確な結論の出る話です。
集合的無意識の存在意義
突然ですが、問題です。
あなたの表層意識、つまり意識や思考が目指す究極的な目的とはなんでしょう?
はい、シンキングターイム!
考えましたか? この質問の答えを考えたのも、あなたの思考ですね。じゃあ、その目的はなんでしょうね。
答えは、幸せの追求です。
あなたの意識や思考、それらは常に、あなた自身の幸せを求めて繰り返されるのです。先の質問の答えを考えたのも「この答えが自身の幸福追求に繋がる」と考えたから。
仕事について悩むのは、お金を稼いでより良い生活をするため。夕飯のメニューについて考えるのはおいしく健康的な食事を摂るため。世界平和を願うのも、回り回って自身の安全のため。趣味について考えるのは、心穏やかに過ごすため。エロいことを考えるのだって、肉体的な幸せの追求にほかなりません。
別に利己的だ、自己中だというのではありません。自身の幸せを追求するのは、人間としての本能であり責務でもあるのです。
繰り返します。あなたの意思・思考は、あなた自身を幸せにするために存在しています。
では今度は無意識、深層意識について。こちらの究極的な目的とはなんでしょうか?
はい、また考えてください。スタート!
いかがでしょうか? 考えましたか?
無意識の目的は、意識と似ているようで違います。
無意識が究極的に追求するもの、それは「生存」です。
たとえば息を止めて自殺することができる人間はいません。どんなに強靭な意思で息を止めようとしても、生存を求める無意識が呼吸してしまうから。
たとえば死を望んで自ら実行しようとする人であろうと、その心臓は死の瞬間まで動き続けます。
無意識が求めるのは、あなたの意識がどう考えようとも、生存することです。
では、最後です。集合的無意識の究極的な目的はなんでしょう?
これは考えて頂くまでもございませんね。
集合的無意識はデータベースですから、存在理由に方向性はありません。しいて言うならば、問いかけに応えるということでしょうか。ふわふわが「ブーバ」、ギザギザが「キキ」、これらが人類共通の記憶だとしたころで、幸福にも生存にも影響しませんからね。引き寄せに善悪、否定肯定の区別がない、と言われるのはこのためでしょう。
はい、いまサラッと言いましたね。集合的無意識に方向性はなく、ただ問いかけに応えるだけである、と。
しかし、集合的無意識にリンクできるのは深層意識だけでした。
その深層意識の目的は生存でした。
つまり、現状で集合的無意識が教えてくれるのは、生存に関する情報となります。
ここで再確認しておきましょう。私たちが引き寄せたいのは、つまり集合的無意識に期待したいのは「幸せ」です。幸せは生存の上に成り立ってはいますが、それだけでは足りません。心から喜べる幸せこそ、私たちの意識が求めること。ならば方法は2つしかありません。すなわち、
どうでしょうか? 難しそうだと思いますか?
とくに1番の集合的無意識に直接リンクするというのは、いわゆるチャネリングとか神の啓示とかそんな感じで現実的ではなさそうですよね。どちらかと言えば、自分自身の深層意識と向き合う2番の方が簡単そうです。
と言ってみたものの、実はどちらも大差ありません。そして、どちらも難しいものではありません。方法は瞑想です。ええ、瞑想です。
瞑想は「自己との対話」というくらいですから、能動的(意識的)な思考の延長です。しかし深い瞑想は、深層意識に届きその変質を促すこともよく知られています。つまり思うままに深層意識を変え、自らの意思をその先にある集合的無意識に伝えるためには、瞑想がもっともふさわしいのです。
瞑想の方法につきましては、過去記事などをご参照くださいませ(またもぶん投げ)。
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