[クイズ]目を閉じないと見えない場所ってどこだ?

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はじめに

さて、前回は「日常のなかの無意識の動作にちょっと意識を向けてみましょう」というお話でした。無意識を意識することでそこに思考が集中し、結果、現在に焦点を当てることになりますよ、というわけですね。今回はマインドフルネス(≒瞑想)のもうちょっと踏み込んだお話です。でも目的は同じ。「思考の焦点を現在に当てる」という一点です。

眠る前の瞑想の次なるステップ

さて、突然ですが皆さんに質問です。

 

透視ってできますか?

 

「何言ってんだこいつ」と思われるでしょうが、まあちょっと聞いてください。

前回の話で、眠る前にベッドに横になって、呼吸に集中するという練習がありましたね。そのとき当然、目は閉じます。でもここでちょっと注意。目を閉じるけど視覚を閉じるのではなく、閉じたまぶたの裏側を見るのです

たとえば目を開いたまま赤い布で目隠しをしたとします。すると、それまでの景色は見えなくなる代わりに、赤い色が見えるはずですね。その目隠しがまぶたです。目を閉じたから見ないのではなく、目を閉じてからしか見えないものを見る。これは単純に意識の持ち方の違いです。

もちろんこれも無意識を意識するという練習の延長です。普段は「目を閉じる=見ない」だったのが、「目を閉じる=見る」に変わるわけです。

さあするとどうなるでしょう。お試しいただけばわかるはずですが、意外にも、まぶたの裏にはいろいろな世界が広がっています。今日あったできごとが自動再生されるかもしれません。誰かの顔がぼんやりと映像化されそうになり、その姿を追いかけると霧散してしまうこともあります。夢なのか、現なのか。なんだかわからない世界がまぶたの裏というスクリーンに描かれます。

寝る前ですから、部屋は暗いです。意識のレベルは徐々に落ちて、睡眠に近づきます。さあ、ここで思い出してください。透視ってできますか?

閉じたまぶたの向こうに、自分の部屋が見えますか? 天井が見えますか? 窓やドアが見えますか? 見えるわけないと思いますか? ところが、見えるんです。おかしいですね。目は閉じているはずなのに、部屋の様子がはっきりと見えるなんて。

 

これ、瞑想です。

 

無意識に意識を向け、現在に集中するという本来の目的を、この変な体験は簡単に体験させてくれるわけです。

意識レベルを落とし、しかし眠りはせず、無意識に集中する。言葉にすると難しそうですが、こんな簡単なことだけで誰でもできてしまうのですね。つまり何事も考え方ひとつだというお話です。

意識レベル低下は潜在意識に接触のチャンス

このまま眠ってしまってもいいのですが、せっかくですからもう少し楽しんでみましょう。意識レベルは低下しています。しかし目を閉じつつも視覚に集中している脳の一部は覚醒しています。部屋の様子はさっきよりもはっきりしているかもしれません。

言うまでもなくこの部屋の視覚情報は、あなたの記憶がまぶたの裏というスクリーンに再生している映像に過ぎません。たとえばあなたが目を閉じている間に、もし家具の位置が変わっていたりしても、その情報を得ることはできません。たぶん。

あるいはホテルなどの馴染みの薄い部屋で同じことをしても、正確な情報が透視できるとも思えません。あくまでも、擬似的な透視なわけです。でもそれで良いのです。

あなたは目を閉じている。あなたの脳には視覚情報が映っている。この矛盾する感覚が同時に起こっていること、それはつまり、日常とは違う脳波があなたの脳内に巡っていることを意味します。

そして日常とは違う脳波は、新鮮な感覚としてあなたの心に刻まれます。つまりこの段階で、潜在意識とのいつもよりもチャンネルが開いているわけです。

さあ、チャンスです! この隙きに潜在意識に刻みたい願いを思い描いてください。ちょうどよいことに、まぶたの裏のスクリーンに、あなたの意識を映像として流せる状態は続いています。お金でも、恋人でも、仕事でも。成功した自分のストーリーを、まぶたの裏のスクリーンに流すのです!

というわけで今回は、寝しなのマインドフルネスの発展編をお送りしました。いきなりうまくいかないかもしれませんが、寝落ちしたって別に失うものはありません。気軽にチャレンジしてみてくださいませ。

 

 

 

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