はじめに
昨日は「幸運」「不運」の話でした。
運というのは起きた出来事をどう捉えるかという解釈で変わるという論。そしてより物理的次元で、運の総量というのは決まっていて長期的には均一化される。しかし人間の一生という短いスパンでみれば、幸運な人、不運な人というのは存在するのだよ、という論。
今日は、後者の方、幸運・不運というものが実在するとして、自ら幸運を掴む方法はあるのかね、という話です。
幸運を掴む方法 その1
ひとつ目の方法は、力技です。
ある事象が平均して起こると仮定します。たとえば完全ランダムに、1パーセントの確率で揃うスロットマシンがあるとしましょう。目が揃えば幸運が舞い降ります。
ある人はじっくりと絵柄を見定め、ここぞというタイミングを待ってボタンを押しました。限られた機会を大切にし、その1回に集中力を込めるのです。
しかし、またある人は、数打ちゃ当たるとばかりに次々とボタンを押しました。ダメなら次、ダメならまた次。
前者が10秒、後者が1秒でボタンを押すとしましょう。一定時間が経過した後、結果として、当選が多いのはどちらか。
そう、事前に完全ランダムと言いましたね。
つまり試行回数が多いほど、期待値が上がるわけです。結果として幸運を手にするのは、次々と挑戦した方です。
そして人生で起こる出来事は、少なくとも現状の僕たちにとっては完全ランダムです。素早く決断をすることが、幸運につながります。
たとえばナンパ師が道行く女性に次々と声をかける。
あなたは運命の女性との奇跡的な出会いを待っている。
どちらがより多くの恋をできるか。
誰でも良いわけじゃないという気持ちはわかりますが、あなたの運命の人がよそ見している間にすれ違っているかもしれません。ナンパ師の運命の人は次々と声をかけたなかに、いるかもしれない。
人生が有限であるからには、試行回数を増やすことが必要なのです。
幸運を掴む鍵は、試行回数を増やすこと。そのためには、決断を早めること。それがひとつ目の方法です。
幸運を掴む方法 その2
別にナンパしなはれ、というわけではありません。迷っているヒマがあるなら決断しなはれ、というだけです。決断の回数が多いほど、期待値が高まる。それは単純な確率論の帰結です。
しかしスピリチュアルに片足を突っ込んだブログとして、力技だけではあまりに不親切です。だから、もうちょっと夢のある方法です。夢はあるけど、夢じゃない。ちゃんと効果はあります。
そもそも運は、「運気」ともいいます。「気」であるからには、体内や空間を循環し、事象や感情になんらかの作用を及ぼしているといえます。その「気」の多寡が運に影響すると仮定します。ならば、取り込めば良いじゃありませんか。
たとえば森林浴をして、心地よい空気を胸いっぱいに吸い込む。気分が良いですね。気分が良いという「感情」は良い「行動」に繋がるんでしたよね。良い「行動」は良い「思考」を生み、再び良い「感情」に繋がりますね。森林浴ってなんだか良さそうですね。
でも、森林から取り込んだものって何でしょうね。酸素かな? マイナスイオンかな? そのへんにヒントがありそうですね。
つまり外から内臓に何かを取り込むときは、大きく深呼吸をするように、心(あるいは脳)に見えない何かを取り入れたいなら、まず自分の心をオープンにする必要があるのです。
腕組みをしない。笑顔でいる。挨拶をする。姿勢を良くする。
ただの生活指導のようですが、これらを意識的に実行することで、あなたの心は外に向けて開かれ、良い運気をたくさん取り入れる。結果、幸運の状態にシフトするのです。
一元的に見れば「そりゃいつも笑顔で明るくオープンマインドの人がいたら、人も寄って来るだろう」と思うでしょう。でもね、それこそが「運気」なんです。
人を惹きつけ、朗らかに話をし、誰かを明るい気分にさせる。スピリチャルな話を抜きにしても、そんな人には良いこと起こりそうな気がするでしょう?
あとは神社にお参りをするのも、心をオープンにする働きがあるようでおすすめです。神様に願いを伝えるときって、心は丸裸ですからね。個人的には御朱印コレクターなので、ことあるごとに神社にお参りします。心が洗われ、運気が良くなる。こんな素晴らしい場所が、日本中どこにでもあるのですから。